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よくある株の失敗談"損切りできない"はなぜ?


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こんにちは、ゆうたそです!

 

みなさんは損切りできずに後悔した経験ってありますか?

おそらく投資をされている方なら少なくとも1度や2度ぐらいはあるでしょう。

 

何度も何度も塩漬けにしてしまった経験をお持ちの方もいると思います。

 

 

今回はなぜ、そのような損切りができない心理状況に陥ってしまうのかを分かりやすく解説します!

 

損切りできないは当たり前

まず、損切りができずに悩んでいるのはあなただけではありません。多くの方が同じ悩みを抱えていることでしょう。

 

 

なぜここまで、多くの投資家が損切りをできないのか・・・

 

 

それは人間の本質だから。

実は損切りに抵抗があるのは当たり前なんですよ。

 

その理由を行動経済学を用いて説明します。何も難しくはありませんのでお付き合いください。

 

行動経済学でわかる!

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人間は損することを恐れる生き物。

 

これは行動経済学と呼ばれる学問で証明されています。そして何よりみなさんも実感しているでしょう。

 

では行動経済学とは何かを簡単に説明したいのですが、その前に従来の経済学の考え方をサラッと振り返ってみましょう。

 

従来の経済学(古典派経済学)とは

行動経済学が誕生する以前、従来の経済学(古典派経済学)と呼ばれるものが主流でした。

 

 

従来の経済学(古典派)によると「人間は常に合理的に行動する」と考えられています。

 

例えば、町で配られているティッシュは絶対に貰う!貰わないなんて非合理的だ!みたいな感じです。何と言ってもタダで貰えるのですから。

 

 行動経済学とは

従来の経済学に対して近年、新しく誕生した行動経済学とは「人間は常に合理的に行動するとは限らない」ことを解く学問です。

 

 

例えば、先程のティッシュ。いつも貰うわけではなく、気分で貰うor貰わないを決めたことはありませんか?貰った方がお得なのに。

 

つまり、行動経済学とは人間心理を考慮した経済学なのです。

そして、従来の経済学より現実味や人間味をおびた経済学と言えるでしょう。

 

では、損切りの話に戻りましょう。

 

損失回避の法則

先程の行動経済学の中に"損失回避の法則"と呼ばれるものがあります。

 

 

人間は損を回避したい「本能」を持っているという意味です。

 

当たり前じゃないか!!

はい。確かに当たり前なのですが、みなさんは自分がどれほど損することを恐れているかを考えたことはありますか?

 

先日、Twitterのアンケートを利用しとある実験を行いました。実に興味深い内容となったので紹介します。

 

リスクとリターンのバランス実験

先日、Twitterで2つのアンケートを実施し、延べ2,100名の方にご協力して頂きました。参加してくださった皆様ありがとうございました。

 

今から説明する実験はリターンに対し、どの程度のリスクを許容できるのかを調査したものになります。

 

実験内容

以下は2つの実験内容の説明です。

実験1

ここに無料のくじびきがあります。当たる確率は50%。

当たれば1万円が貰えますが、外れを引いた場合は1万円を払わなければなりません。

 

あなたはこのくじを引きますか?

読者の皆さんも自分ならこのくじを引くか考えてみてください。

 

 

実験2

ここに無料のくじびきがあります。当たる確率は50%。

当たれば2万円が貰えますが、外れを引いた場合は1万円を払わなければなりません。

 

あなたはこのくじを引きますか?

実験1との違いは当たった時の金額です。(1万円→2万円)

これも実験1と同様に、自分ならどうするか考えてみてください。

 

実験1の結果

ではまず実験1(当たれば1万円)から見ていきましょう。

 

  • やる   22%(100人)
  • やらない 78%(353人)

 

実験1の考察

この実験ではリターンは1万円。リスクも1万円です。そして確率は50%ずつであるため、期待値は丁度ゼロになります。

 

つまり、理論上ではやると答える方が50%。やらないと答える方が50%となっても不思議ではないのです。

 

それにも関わらず多くの方(78%)が「やらない」を選択しました。半分の確率で1万円がゲットできるのにです。

 

 

とは言ってもいまいち納得できない方もいるでしょう。では次の実験を見てください。人間がいかに損失を恐れているかが分かるはずです。

 

実験2の結果

実験2は当たれば2万円が貰え、外れは1万円を払うという内容でした。以下が実験結果になります。

 

  • やる   57%(939人)
  • やらない 43%(708人)

 

実験2の考察

こちらの実験はリターンは2万円に対し、リスクは1万円しかありません。期待値は5,000円のプラスなので理論上ではほとんどの方は「やる」を選択するはず。

 

にも関わらず、実に57%しか「やる」を選択しませんでした。これだけおいしい条件なのに。

 

 

どれだけ人間が損失を恐れているか、分かって頂けたでしょうか?リスクの2倍のリターンがあっても多くの方が「やらない」を選択するのですから不思議なものです。

 

 私たち人間はこれほどまでに損失を恐れるのです。

 

損切りができない・・・

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どうやら私たち人間は予想以上に損をするのが嫌いなようです。

 

その結果、多くの方は損切りを苦手としています。やはり損切りができないのは仕方のないことなのでしょうか?

 

そんなことはありません!!

 

投資家の勘違い

 良く考えてみてください。

 

例えば30万円で購入した株が20万円に下落したとしましょう。そしてあなたは損切りするべきだと思っているのになかなか手が動かない。

 

このタイミングで損切りしたら10万円も損してしまう!それは何としてでも避けたい!でも損切りした方がいい株だ・・・。

このような葛藤が心の中で繰り広げられていますよね?

 

これは損切りが苦手な人が陥りやすい思考。この考えをした時点で間違いなのです。

 

 

なぜなら、株価が下がった時点でもうそれは損失です。

 

損切りするもしないも関係ありません。もうすでに損を出しているのですから。

 

損切りは迷うべき所ではない!

つまり損をしたくなくて迷うべきは、損切りするかどうかじゃなくて株を買うかどうかのタイミングのはずなのです。だってくじを引くかどうかで迷いましたよね?

 

 

損切りができない人達は損失を確定させるまで損失ではない。含み損はまだ損失ではないと心のどこかで思っているのです。

 

この考えを改めれば損切りが苦手にはならないはず。サクッと損切りして上がる期待値が高い株を購入した方が良いに決まってますから。

 

 まとめ

確かに損失回避の法則は人間の本質をついているものなので、実験からも分かるように回避することは難しいでしょう。

 

しかし、株の「損切り」という行為に関しては損失回避の法則が働くなどありえないはずなのです。

損失回避の法則が働くのは株を購入するときのはずですから。

 

 

損失が確定となるまで損をしている自覚を持たないから損切りが苦手となるのです。

 

含み損はすでに損失です!その分のお金は間違いなく減っています。その点を理解していれば損切りへの抵抗などなくなるでしょう。