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【3543】コメダホールディングスを分析してみた

 

こんにちはゆうたそです。今回はコメダホールディングス(以下コメダ)について分析していきたいと思います。

2018年10月から12月は市場の急落により多くの銘柄が下げました。もちろんコメダも同様にです。コメダの優待は人気ありますし、配当も良いので株価が下がったことで注目する人も増えたのではないでしょうか。

 まずは基本情報をどうぞ

基本情報2018/12/25現在

株価   2072      ROE 19.0%
時価総額 94,814百万円  PER 18.4 
優待   あり(後述)  PBR 3.35
配当   50円

※PER,PBRは2019年2月期予想利益を基に算出

 コメダってどんな会社?

 2014年に設立し2016年に上場しました。まだ最近できた会社なんですね。
決算月は2月です。上場企業の約7割が3月決算なのでめずらしいです。

コメダはコメダ珈琲店という喫茶店を運営しています。中京を地盤としており本社は名古屋にあります。そして全国にはなんと800店舗以上!

設立後4年で800店舗はとんでもない成長速度です。

同社が運営するコメダ珈琲店の売りはなんといってもそのユニークさ!
喫茶店であるため、落ち着きを求めて来るお客さんはもちろん、ユニークでおしゃれな商品を求めてやってくるお客さんも多いことでしょう。

コメダの有名商品と言えばシロノワール!
あのクリームがタワーになってるやつです。


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見るからにおいしそうですよね。このほかにもユニークな商品はたくさんありますよ!

価格としては少し全体的にお高めなのかなと思います。コーヒー1杯でも平均すると500円するでしょうし。それでもそれに見合った分のサービスを提供してくれるのがコメダ珈琲店です。

さて、そんなコメダですが四季報には次のように書いてあります。

以下引用文

【最高益】店舗純増55(前期58増)。期間限定商品の投入など効き、FC向け卸売りは伸長。中京圏FC店による本部からの食材一括調達も寄与。物流費こなす。20年2月期の店舗純増数は前期並み。最高益更新。

 会社四季報 2019年1月集より引用

なかなかに素晴らしい内容ですね。しかし焦ることなかれ、ゆっくりと分析していきましょう。

私は4つの点に分けて分析しています。成長性、安全性、株主還元、割安度です。この4つにそれぞれAランクからEランクまで振り分けて総合的に判断しています。

それでは1つ目の成長性から確認していきます。

成長性 ランクB

会社四季報にもあったように19年、20年2月期はそれぞれ最高益を更新する見込みです。現在は19年2月期の第2四半期までしか発表されていませんが順調なペースといったところではないでしょうか。上場からさかのぼってもその成長はおとろえていません。

 

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楽天証券-コメダホールディングス-会社四季報より

すばらしい成長です。ではなぜランクBなのか。

それは営業利益の伸びの低さです。売上高は申し分ない伸びです。出店を重ねていることもあってでしょうけど・・・

しかし、その出店にも限界はきます。出店を取りやめることはないでしょうけど、そのスピードは後々落ちてきますし、新規出店の効果も薄れてくるはずです。

ならそうなったときにどうやって利益を伸ばすかとなると既存店が売上を上げるしかないですよね?ここは重要なポイントです。

飲食業界ではあるあるなんですが全店舗で売上伸びてるように見せてじつは既存店は前年比割れしてましたなんてこともザラにあるんですよ。

残念ながらコメダは月次を公表しておりませんので詳しくは分からないのですが店舗数の増加と売上高の増加からの推測ですが既存店売上高は10%増といったところでしょうか。飲食業界からすると悪くありません。

ただ、問題は営業利益の伸び率が悪いんですよ

19年2月期の通期予想で売上は16%増加を予想しているのに営業利益は5%増の予定です

原材料も最近は高いみたいですし、物流費も上がっていますので仕方はないことですが危うい水準です。

しかし、売上さえ伸びていればコスト増加をカバーできるのも事実です。それほど売上増加率は大切です。コメダは売上の頭打ちはまだ見られませんのでしばらくは大丈夫でしょう。

なんとか早めに営業利益率の改善を図ってほしいところですね。

 

安全性 ランクB

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コメダホールディングスIR情報より

 上の写真は2019年2月期第2四半期のものです。

悪くはありません。倒産などの心配は全くないです。しかしすごく良いとも言えません。写真の中に黒→を書き込んだのですがここが営業キャッシュフローというものです。本業で稼いだ現金の量を表しています。

私は安全性を見る上ではこの営業キャッシュフローが増加しているかどうかが一番重要だとおもっています。

そしてしっかり増加しているのでこの点はクリアです。しかし、期末の現金同等物の量は減少していますよね?1,020百万円の減少です。

もうすこし詳しく書いてあるキャッシュフローがあるのですがそこには2,500百万円の借入した情報が書かれていたのでそんなけ借入したうえでさらに現金が減少している!?

やばいんじゃないの??

と思いましたけど、そのうちの1,000万円ほどは自社株買いに当てたものですからまあ大丈夫でしょう。それに営業キャッシュフローはプラスなんですから時間がたてばどんどん回復してくるはずです。自社株買いみたいな大きな支出はそうあるものではありませんし。

安全には違いないのですが、株主還元の増強を期待する身としてはもうすこし余裕があってもいいんじゃないかと思います。配当も増額していってほしいですからね。

 

株主還元 ランクA

これは間違いなくランクAでしょう。

配当金は1株当たり年間50円

そして優待は100株保有者の場合、コメカというコメダ専用の電子マネーに半年に1回1,000円分がチャージされます。(年間2,000円分)

つまり2018年12月25日現在の株価は2072円ですので

配当利回り・・・2.4%

優待利回り・・・0.9%

総合利回り・・・3.3%

となります。利回り3%台の株はそこそこあるのですが、コメダのような成長している株で利回り3%はあまり多くありません。

ただ、ここからはあくまで私のよくばりなのですが、配当の増額はあまり見込めないと思います。と言うのも先ほどの安全性で説明したように配当の増額をこなせるほどの余裕はありませんから。

連続増配〇年みたいな株も最近は増えてきましたしコメダにもそうなってほしいのですが厳しいと思いますので増配は期待しない方が良いかと思います。

割安度 ランクC

この点に関しては評価は別れるとおもいます。現時点で見るとやや割安のランクBかなとは思うのですが、明らかに日本の景気は減速しています。ここ数年景気が良かったみたいですからその反動も大きくなるかもしれません。増税も控えていますし。

1年、2年先のことを考えると決して割安とは言えないのです。業績が下振れしている企業がだいぶ増えてきました。もちろんコメダもこの先そうなるかもしれません。

そうなったときに今の株主還元を維持できるかと言われるとおそらくできないでしょう。何度も言っているようにキャッシュに大きな余裕があるわけではありませんから。

この先どうなるかはわかりませんが、もし景気が減退することを考えると今の水準では割安とは言えなくなるということです。

 

ゆうたそおすすめ度 ランクB

総合評価はランクBです。景気減退を考慮すると割安とは言えませんが、コメダという企業に投資することはお勧めです。現段階ではしっかり成長していますし景気がこのままならさらに成長していくことでしょう。

ほぼ毎年売上が10%成長していてPER18倍かつ総合利回り3%台の株はそうそうありません。

ただ、コメダには景気減退をも超えて成長するパワーはないと考えています。この先本当に景気が悪くなっていくかどうかは分かりませんが以上のことを踏まえると私のおすすめはランクBです。