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【6184】鎌倉新書を分析してみた

 

こんにちは。ゆうたそです。2018年末の市場は大いに荒れていますね。

世界経済の減退が懸念されることにより相場も下向きつつあります。下落相場に入ると成長株の人気はめっぽうなくなるのですがそれでも本当に力強い成長を見せている株は買われます。

今日はその本当に力強い株として鎌倉新書を分析していきたいと思います。

基本情報2018/12/27現在

株価      1,476     PER 136.7

時価総額 54,979百万円 PBR 23.4

配当   1.5円(1株)    ROE 16.1%

優待   なし

(PER,ROEは19年1月期の会社予想を基に計算)

私は以下の4つの基準で分析しています。成長性、安全性、株主還元、割安度の4つです。これらにランクA~ランクE(A:すごく良い B:まあまあ良い C:普通 D:悪い E:すごく悪い)をふりわけ総合評価していく流れをとっています。

 

では分析を始める前にまずは鎌倉新書ってどんな会社なのか、なにをしている会社なのかを説明したいと思います。

 

鎌倉新書ってどんな会社??

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鎌倉新書の名前を初めて耳にする方は本屋さん?って思うかもしれません。私も最初はそう思っていました。

鎌倉新書は一言で述べると葬儀屋さんです。なんだ・・・葬儀屋か

って思ったそこのあなた!鎌倉新書をなめてはいけませんよ。すごい斬新なサービス、ビジネスモデルでここまで急成長を遂げています。

ただの葬儀屋さんだったらPER136倍なんて買われるわけないですからね。

鎌倉新書は設立は1984年です。意外ですよね?設立から30年以上経過してこれだけの人気株はそうそう出会えるものではありません。(上場:2015年、決算月:1月)

設立当初は会社名でみなさんが想像した通り、本を出版していたそうです。当時から葬儀に関する情報の本だったみたいですが。

 

しかし現在、その書籍は鎌倉新書全体の売上の約5%ほどしか占めていません。上場後の2015年からのデータしか見れませんが書籍に関しては成長は全く感じられませんでした。

鎌倉新書の成長ポイントは書籍以外の95%にあります。

その95%とはウェブ事業です。

鎌倉新書はこのウェブ事業が急成長しており、現在も頭打ちする様子はありません。

 

鎌倉新書のウェブ事業って?

このウェブ事業は私は斬新だとおもいました。

 鎌倉新書のウェブ事業とはずばり葬儀関連のウェブの運営です。日本の葬儀って言わば伝統に守られているところがありましたから、ネットで葬儀関連のことを済ませるってどこか悪い印象があったと思うんです。それを破壊しにいくようなものですからね。斬新と言っていいでしょう!

しかしその伝統も時代の流れでしょうか、ウェブを通じて葬儀関連の手続きを行う方が急増しているみたいです。だからこそ鎌倉新書が発展しているんですね。

 

鎌倉新書のウェブ事業は大きく分けて3つです。

お墓事業:全国の霊園・墓地選びのポータルサイト、希望のエリアや予算などから霊園墓地を探すことがでっきる。ペットと一緒に、海が見えるなどこだわりの検索も可能です。

葬儀事業:全国の葬儀社・斎場・火葬場選びのポータルサイトを運営しており希望エリアや形態、予算を選択することで葬儀社や葬儀プランを選べるそうです。なお、葬儀の段取りなどの情報も提供しています。

仏壇事業:仏壇、仏具選びのポータルサイトです。実際に購入した方の口コミなどから検索することが可能です。

 

この3つがウェブ事業の内訳です。売上寄与度としてはお墓事業が6割、葬儀事業が3割、仏壇事業が1割程度でしょうか。この3つすべて現在も成長中ですので寄与度はすぐに変わるかと思います。

鎌倉新書について分かりやすいビジネスモデルの図があったので引用させていただきます。

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鎌倉新書 2019年1月期 IR決算説明資料より

 

ふぅ・・・やっと前置きが終わりました。それでは4つの視点からの分析に入ります。

成長性 ランクA 

 これは文句なしのランクAだとおもいますよ。

(百万円) 売上高 営業利益
14/1月 778 57
15/1月 917 12
16/1月 1,147 225
17/1月 1,332 327
18/1月 1,709 405
19年1月(予) 2,300 620
20年1月(予) 2,800 750

(会社四季報より引用 19年、20年1月期は会社四季報の予想値)

売上高は毎年20%以上の増収、営業利益に関してはばらつきがありますが急成長と言っていいでしょう。

なんとさらにですよ?こちらどーん!

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鎌倉新書 2019年1月期 IR決算説明資料より

会社四季報の強気予想をも上回る上方修正!!

成長は鎌倉新書さん自身が思っている以上に速いみたいですね。そして売上の上方修正もすばらしいですが、何が一番すばらしいって営業利益率の上方修正です。

営業利益率はなかなか改善できるものじゃないんですよ。ましてやもともと23.6%という既に高い数字を予想しておきながらさらに上回ってますからね。とんでもないですよ。

 

さて、おそらくきになるのはこの成長がいつまで続くかというところですよね?

2040年まで死亡者数の増加により市場全体が大きくなるという試算を鎌倉新書さんは出しています。さすがに2040年までこのペースの成長を続けるのは不可能だと思いますが、市場の拡大は加速していくでしょうし、今のところ成長の頭打ちは全くみられません。過去最高の売上高を更新していますし、紹介数も過去最高みたいです。

 

これはさらなる成長を大いに期待できますよ。文句なしのランクAです。

 

安全性 ランクA

こちらも文句なしのランクAでいいでしょう。残念ながらキャッシュフローは公開されておりませんでしたので貸借対照表から分析します。

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鎌倉新書 2019年1月期第3四半期 有価証券報告書より

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鎌倉新書 2019年1月期第3四半期 有価証券報告書より

資産の部、負債の部両方ともこれといってまずいところはありませんでした。

財務面も非常に良好です。赤枠で囲ったところを見て頂きたいのですが負債すべてを今すぐに返済することになったとしても流動資産だけで負債総額の7倍もあるので安心です。

もっと言えば今、手元にある現金だけですべての負債を返済することができるので心配することは全くないでしょう。

 

株主還元 ランクE

株主還元は最悪です。株主還元の方法は主に3つ。配当、優待、そして自社株買いです。鎌倉新書は配当として1株当たり1.5円を出していますが株価からみたら雀の涙程度のものなので無いに等しいです。

優待もありませんし、自社株買いも見られません。現段階では最悪の株主還元だと言って良いでしょう。

しかし、この先成長を続けると株主還元は潤沢になるかもしれません。ビジネスモデルから見るに、コストのかかる経営ではないので近いうちに自社株買いの実施もされるかもしれませんね。

 

割安度 ランクD

現段階ではすこし割高のような印象です。普通に考えたらPER136倍なんて間違いなく割高認定されるのですが、鎌倉新書のような高成長を継続している株はそう単純なものではないので何とも言えないですね。

 

成長株はPERなんて無視して株価を上げていくこともおおいですからPERはこの銘柄においてはあまり需要ではないかもしれません。

 

鎌倉新書は控えめに見積もっても今後、年率20%以上で成長していくと思います。もちろんいつまで続くかは分かりませんがしばらくはそうなると思っています。

控えめに20%ずつの成長だと過程して、現在の株価でPERを算出すると

2019年1月・・・1株益10.79円 PER約136倍

2020年1月・・・1株益12.94円 PER約114倍

2021年1月・・・1株益15.53円 PER約95倍

これだけPERは下がっていくのですが95倍も普通はおかしな数字ですからね。なかなか買いに向かえない人も多いかと思います。

 

ゆうたそおすすめ度 ランクB

鎌倉新書はこれからの成長も大きく期待できるのでおすすめはできます!しかし株価が少し高いようにも思うのでランクBとさせていただきました。株価が1,000円をきってくるようならランクAでいいと思います。

 

参考までに、私がこの株を買うとしたら800円台で買いたいと思います。そこまで下がらないとは思いますけど、希望は800円台ですね。我慢できなくなって少し高くで買ってしまうかもしれませんが(笑)

株価が買っても良い水準まで下がらなければ縁がなかったと諦めることも大切です。